弥生、卯月雑感
3月分を書くべき時分はシンクレティアのツアー真っ最中につき
書くことすら忘れていたので二ヶ月纏めての更新です
拓カルテットの音がだんだん出来上がってきてそれだけで高揚感の増す二ヶ月でもあった
カルメンマキさんとの初ツアーは
なかなか強烈な出来事だった
前日と同じこととか一切通用しない即興の嵐の中の朗読に魂持ってかれる
淑さんオマージュライブはあの名曲の数々を弦アレンジするのが難易度高くだいぶ苦労しましたよ
それにつけてもコチマスター宮崎さんの愛惜の深さ
色褪せない曲達って演奏していかねばならぬと痛感した次第
グレコでの後藤さんとの二台ピアノとshihoさんduo
「佳い音」を奏でていくことは本当に大変な事と感得
お二人ともその点に関して一切の妥協が無いのが基本位置にあるというのが凄い
この当然の事を根幹に持つのは素晴らしい音楽家の証拠
そしてやっぱり16公演に及ぶシンクレティアの「毒ある寓話」リリースツアーは
毎年末のシンポジウムに比肩する自分自身の何かを懸けた大事な日々だった
どのライブハウスでもその空間を余す事なく音楽を響かせる
紅介さん、大儀見さんにもはや
畏敬の念すら持つようになっておりました
二人の音を毎日眼前で体感できたのが何よりもの財産となったのではないかと
シンクレティアツアー終わってもそのまま休む間も無く
誠さん、残歌、りかさん、類家さん、鬼怒さん、馬場さん展示会でのsolo piano
と
猛者達とのライブは続き(その合間に重量級打ち上げが続くという二重構造)
3年ぶりの一馬とのツアーも感傷的になっているわけでも無いけど感慨深いものがあった
お互いの新曲のタイトルの主題が「風」であったのもその一因やもしれませぬ
考えてることやこれからのduoのことを想像するにあたって
「風」という一致はとても面白かった
ゲストの内田輝くんも強い音楽イメージを持つ方でクラヴィコードを自作してしまう
興味深い人物でした
一馬ツアーから早々に東京に引き返し
カレンの変則編成バンドのライブ
まさかの「Beautiful Quintet」と名付けられてたのは一驚したけど
三回目の本番ということもあって
アレンジの精錬が徐々に見えてきてバンマスとしてはやり甲斐が益々あるというものです
この二ヶ月はそれなりの過密スケジュールのせいか
各方面にご迷惑をかけましてここでお詫びいたします
最近
大好きな作家の「書評集成」とか読みだすと面白そうな本ばかり出てきて
このままだとまたヤフオクを見出しそうな自分を押し留めるのが大変
もはや頭の中は迷宮を彷徨っている様です
志宏さんの人生の節目(ほんまは、毎日が節目なんですけど)トリオシンクレティアのライブに訪れることが出来て、幸いです。人の巡り合わせというのは、不思議なもので、庄内斉さんのブックカフェ ワイルドバンチがなければ、志宏さんと人生が交差することもなかった。
志宏さんのピアノを弾く姿、好きです。魂の入れ物が、上の方と混じり合ってる。
『毒ある寓話』もっと聴き込みます。マシなコメント言えるように。妄想上等!想像の世界のない地上なんてアカンでしょ?