別離
根気のない私が数少ない自慢できること
それは「物持ちの良さ」
であると思っている
例えればきりがないけど
小林秀雄の名エッセイ【考えるヒント】は中2で親に買ってもらったものを未だに引っ張り出して慢読している
28歳の頃からshima&shikou DUOを皮切りにツアーの本数が増えたので
スポーツタイプのキャリーバッグを買ったのだがこの14年間の酷使のせいで
ついに車輪が摩耗で壊れ
底が破れてしまった
思えばこのバッグに自分のアルバムを詰め込んでどれだけの街を廻り演奏をして色んな方にCDを買って頂いただろう
ひょっとしたら1000枚は言っているのではないかな
3celloの時は自分以外はチェロ担いでキャリーバッグを引っ張っての移動をする為
あまり負担をメンバーにかけられないので
タペストリアを100枚近く無理矢理入れて着替えと衣装とパソコンとを詰め込み
と
とにかく酷使し倒した
もうこれ以上はお世話になるのは可哀想と思いこの北海道ツアーを最後に
第一線を引いていただくことにした
誰よりも一緒に歩いた仲なので大層名残惜しく北の大地に置いていくのも憚れるのだが
心から感謝をしている相棒です
ありがとう〜〜
コメント
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ようよう使わはりましたね。
しこーさんの人生の一部ですね。
私も出先で靴や鞄が壊れることがあり、代わりを購入したお店でお別れすることがしばしばあります
(昨秋の京都3celloの道中レインブーツが壊れて3軒手前の靴屋さんに飛び込んだことはいい思い出)。
寿命の瞬間までいっしょにお出掛け出来たことに、ありがとうですね。
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梟座 アルバムリリース行脚 御礼
今年締めくくりのツアーは
満を持しての梟座リリースツアー
久しぶりの三島、益田
いつもお世話になってる姫路、大阪、広島、京都、名古屋
と
七日間貫通ツアー
新曲「エレヴァシオン」をぶっ込めたので(超難しい。。。)
日々充実の演奏が繰り広げられたのはやっぱり嬉しい限り
聴きに来て頂き感謝感謝
やっぱり中路さんの人徳というか
トロンボーン関係の方々の手篤い歓迎が心に沁みましたよ
もう我々ともなると
どの区間の在来線に乗ってどこで新幹線に乗り換えるとか
ここは止むを得ずタクシー乗っちゃうとか
は
もう阿吽の呼吸
特に広島から益田までのバス移動は楽しかったな
冬季に行脚をするようになってもう10年経つらしい、、、、
懲りずにワタクシと音を出してくれる中路さんに心から感謝を
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3 cello [NOCTIODRIA]ツアー 第2、3弾 御礼
やっとこさ落ち着いたので、、、、
3celloツアー全十四公演
無事に終わりました
各地聴きに来て頂きそして迎えて頂き感謝感謝
初の和歌山公演は台風の影響を考慮して休演と相成りましたが
(来年リベンジ公演か??)
各会場全て思い出に残る時間が過ごせたのではないかと
お膝元のGRECOでの原画展示は強烈でしたな
このジャケットの絵があったからこそアルバムのコンセプトが纏まって更には「マージュの海」まで書けたので
アルバムの完成の画竜点睛とも言える代物
それにしてもあいも変わらず大変な移動を
お三方は頑張ってくれて勿論演奏も毎日凄まじい集中力と表現力を発揮しておりました
アルバムを作ると決めた時からキーワードとなっていた
『漆黒のアンサンブル』
少しづつ具現化できてきたような気がしております
このツアー
大変だったけどやって佳かった
初めての場所もよく行く場所も
関係なくその日出来得る限りの音楽を奏でることができたのが
ワタクシにとってかけがえのない経験なのです
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3cello [NOCTIODRIA]リリースツアー 第一弾 御礼
名古屋、神戸2days、久留米、博多、広島、西条、新居浜
まさかの八公演
先ずは無事に終了いたしました
聴きに来て頂き、そしてアルバムを手に取ってくださり
感慨無量です
勝手知ったる店から初めて足を踏み入れる店、久しぶりの店まで
大変な移動と日々音場が変わる中
水底三姉妹は素晴らしい演奏を繰り広げておりました
段々と演奏自体が何かそれぞれ思うところがあるであろう「表現」に錬成されて行ってきた気がしており
バンマスは一人で感動しておりました
初九州公演ができたのは本当に嬉しかったな
「こんなの初めて聴く!!」
という声続出で鼻高々です
メンバーも自分も無理した甲斐があったというものです
広島では念願の兄やんと共演
素晴らしいにも程がある
この勢いのまま
岡山、京都、和歌山、東京、浜松、大津
と
ツアーは続きます
是非とも「漆黒のアンサンブル」を体感しにいらして頂きたい!
聴きにいらして
スケジュールはこちら
お待ちしております
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弥生、卯月雑感
3月分を書くべき時分はシンクレティアのツアー真っ最中につき
書くことすら忘れていたので二ヶ月纏めての更新です
拓カルテットの音がだんだん出来上がってきてそれだけで高揚感の増す二ヶ月でもあった
カルメンマキさんとの初ツアーは
なかなか強烈な出来事だった
前日と同じこととか一切通用しない即興の嵐の中の朗読に魂持ってかれる
淑さんオマージュライブはあの名曲の数々を弦アレンジするのが難易度高くだいぶ苦労しましたよ
それにつけてもコチマスター宮崎さんの愛惜の深さ
色褪せない曲達って演奏していかねばならぬと痛感した次第
グレコでの後藤さんとの二台ピアノとshihoさんduo
「佳い音」を奏でていくことは本当に大変な事と感得
お二人ともその点に関して一切の妥協が無いのが基本位置にあるというのが凄い
この当然の事を根幹に持つのは素晴らしい音楽家の証拠
そしてやっぱり16公演に及ぶシンクレティアの「毒ある寓話」リリースツアーは
毎年末のシンポジウムに比肩する自分自身の何かを懸けた大事な日々だった
どのライブハウスでもその空間を余す事なく音楽を響かせる
紅介さん、大儀見さんにもはや
畏敬の念すら持つようになっておりました
二人の音を毎日眼前で体感できたのが何よりもの財産となったのではないかと
シンクレティアツアー終わってもそのまま休む間も無く
誠さん、残歌、りかさん、類家さん、鬼怒さん、馬場さん展示会でのsolo piano
と
猛者達とのライブは続き(その合間に重量級打ち上げが続くという二重構造)
3年ぶりの一馬とのツアーも感傷的になっているわけでも無いけど感慨深いものがあった
お互いの新曲のタイトルの主題が「風」であったのもその一因やもしれませぬ
考えてることやこれからのduoのことを想像するにあたって
「風」という一致はとても面白かった
ゲストの内田輝くんも強い音楽イメージを持つ方でクラヴィコードを自作してしまう
興味深い人物でした
一馬ツアーから早々に東京に引き返し
カレンの変則編成バンドのライブ
まさかの「Beautiful Quintet」と名付けられてたのは一驚したけど
三回目の本番ということもあって
アレンジの精錬が徐々に見えてきてバンマスとしてはやり甲斐が益々あるというものです
この二ヶ月はそれなりの過密スケジュールのせいか
各方面にご迷惑をかけましてここでお詫びいたします
最近
大好きな作家の「書評集成」とか読みだすと面白そうな本ばかり出てきて
このままだとまたヤフオクを見出しそうな自分を押し留めるのが大変
もはや頭の中は迷宮を彷徨っている様です
コメント
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志宏さんの人生の節目(ほんまは、毎日が節目なんですけど)トリオシンクレティアのライブに訪れることが出来て、幸いです。人の巡り合わせというのは、不思議なもので、庄内斉さんのブックカフェ ワイルドバンチがなければ、志宏さんと人生が交差することもなかった。
志宏さんのピアノを弾く姿、好きです。魂の入れ物が、上の方と混じり合ってる。
『毒ある寓話』もっと聴き込みます。マシなコメント言えるように。妄想上等!想像の世界のない地上なんてアカンでしょ?
今日 断捨離しますが、高校の頃 親戚の結婚式に参加するので買うたネクタイを売却します。
まぁ…ずっと使ってた訳じゃないけどね
38年かなぁ❓
使い続けてたのは…凄いですね。