solo piano ライブアルバム「水無月陰陽 -陽-」 リリースにあたって

2021年12月03日

もう何年になるか
小山 fellowsでのソロピアノは年2回必ずやらせていただいている

つまり
オーナーの秋山さんは必ず年に2回わたしの拙い独奏をずっと聴き続けているのだ

実のところそこまでたくさんのお客様が入るでもなくそれでもこのブッキングを続けて頂いたことに先ずは感謝しかない

そして去年の6月
しっかりとエンジニアの方を呼んでくれて配信もあるし録音してみようと
突然言い出すのである

極めて軽い気持ちで

「はぁい」

と特に気負うことなくいつも通りに弾いてみたところ終わってすぐに

「今日すごくいいんじゃない?」

多少興奮気味で(うろ覚えなのだが)言ってくれるのであるが
わたしはソロピアノの時、本番が終わった後は大体後悔や自責の念に駆られているので

「よかったかな?」

くらいの印象でその日は何事もなく
エンジニアの方にはそれとなく自分の好みの音の案配を伝えたはいいものの
正直言ってプレイバックを聴く気は全く無かった

それからしばらくして秋山さんが

「志宏、今回のソロとても佳いからライブ盤で出そうよ」


言うわけである

長年聴き続けてくれた秋山さんがそう言うなら佳いのだろうと思い
リリースに踏み切った次第

今回の作品は一種のドキュメンタリーの様なものだと思っている

一晩の私の赤裸々な音の姿が皆さんに届くと思うと一抹の恥ずかしさもあると言うことをここに記しておきます

絵は大好きな田上さん
デザイナーのsatokoさんにも散々わがままを言って素敵なジャケットにもなった

ひたすらの感謝です


コメント

  • cerrocom より:

    去年の6月28日に配信されていたライブのアルバムでしょうか?そのライブ、配信でも音がすごく良かったし、聴き惚れていました。コロナ禍で仕方ないけど、生で聴きたかったと思いました。
    今回は「陽」ですが、「陰」もいずれ出されますか?どちらにしても、とても楽しみにしています。関西でもまたsolopiano聴かせてくださいね~。

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